相続と片付けを同時に進めるときの注意点|家の中がそのままでも手続きは進む?

相続が始まると、「家の片付け」と「相続手続き」のどちらを先に進めるべきか分からず、手続き全体が止まるケースがよくあります。
実際、家の中が散らかったままでも、相続手続きは進められます。片付けと相続は同時に進める方が早く終わるケースも多いのです。
本記事では、行政書士として相続手続き・空き家問題・不動産売却を一括支援する立場から、
相続と片付けを同時に進めるときの注意点、手続きが止まらない進め方 を整理してお伝えします。
1. 家の片付けと相続手続きを同時に進められる理由
(1)片付けは「相続人の確定」さえ終われば並行可能
相続では、まず「相続人の確定」が最優先事項です。
誰が相続人か正式に決まらないと、遺産の扱いも片付け費用の負担も決められません。
相続人が確定すれば、家の片付けと相続手続きは同時に進行できます。
これは行政書士の実務上も問題ありません。
(2)家の中が散らかったままでも戸籍収集や書類作成は進む
「家の中を片付けてから相続手続きをしよう」と考える方が多いですが、これは誤解です。
相続手続きの大部分は、役所・金融機関で行うため、家の状態に左右されません。
- 戸籍収集
- 相続人確定
- 相続関係説明図の作成
- 協議書の作成
- 名義変更準備
これらは家が散らかっていても進みます。
(3)売却予定の家ほど「片付けと相続の並行」が合理的
売却予定の家では、片付けに数週間〜数ヶ月かかり、相続手続きにも1〜2ヶ月必要です。
同時進行すれば、売却開始までの時間を大幅に短縮できます。
実務では、片付け→相続手続き→名義変更→売却を一気通貫で管理する方が圧倒的にスムーズです。
2. 相続と片付けを同時に進めるときの注意点
(1)相続人全員の同意を必ず取る
片付け費用の負担や売却方針は、相続人間でもめやすいポイントです。
必ず相続人全員に「片付けを開始する同意」を取ってから進めます。
行政書士が間に入ることで、全員の意思確認を記録し、後のトラブルを防止できます。
(2)貴重品・書類の仕分けは専門家同行が安全
自分で片付けを進めると、以下のような重要書類が誤って捨てられることがあります。
- 権利証・登記識別情報
- 固定資産税通知書
- 生命保険・年金書類
- 通帳・印鑑・カード類
これらは手続きに必須のため、行政書士・片付け専門業者と一緒に確認しながら作業するのが最も安全です。
(3)ゴミ屋敷・物量が多い家は自己処分しない
大量のモノがある家を相続人の手作業で片付けようとすると、ほぼ確実に途中で止まります。
また、ゴミ屋敷は衛生面・危険物・害虫の問題があり、プロでなければ難しいケースが多いです。
行政書士+片付け業者の連携なら、立ち会い不要・短期完了で安全に進められます。
3. 片付けと相続を同時進行する具体的な流れ
行政書士としての実務経験から、最もスムーズな進行モデルを紹介します。
(1)相続人の確定 → 片付け方針の調整
戸籍収集で相続人を確定し、片付け・売却の方向性と費用負担を整理します。
(2)片付け専門業者と現地確認
業者が家財量を確認し、費用・作業日数・残すものの判断を整理。
行政書士が立ち会い、遺品・書類の扱いを調整します。
(3)片付け作業(立ち会い不要)
作業報告は写真で確認でき、遠方の相続人でも進められます。
(4)相続手続きと登記を同時進行
片付け完了を待たずに、行政書士が相続関係説明図・協議書・名義変更手続きを進行します。
(5)売却準備 → 査定 → 引き渡し
宅建士として現地確認と査定を実施。
必要に応じて不動産会社と連携し、売却まで一気通貫で進めます。
4. よくある質問(Q&A)
Q1:家の中が散らかったままでも相続手続きは進みますか?
A:進みます。家の状態は相続手続きに影響しません。戸籍収集や書類作成は同時に進行できます。
Q2:片付けの前に遺品を仕分ける必要はありますか?
A:不要です。行政書士と片付け業者が「残す物・捨てる物」を仕分けるため、事前作業は必要ありません。
Q3:遠方からでも片付けと相続ができますか?
A:可能です。写真・オンラインで確認でき、立ち会い不要で完了します。
Q4:片付け費用は誰が負担しますか?
A:相続人の話し合いで決めます。行政書士が調整をサポートします。
Q5:売却予定でも全部片付ける必要はありますか?
A:最低限で十分です。全部片付けなくても売却できます。
Q6:行政書士に依頼するメリットは?
A:片付け・相続手続き・名義変更・売却を一元管理でき、手戻りなく最短で完了できます。
まとめ|「片付けは後回し」が最も時間を失う
相続と片付けは、どちらか一方が終わらないと進めないと思われがちですが、実際には並行して進めるのが最速です。
行政書士・片付け業者・宅建士が連携すれば、家の状態に関係なく手続きを止めずに進められます。
空き家として放置する期間を短くしたい方、売却を早く進めたい方は、早めにご相談ください。
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